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第171話

三条の手を引き、寝室へ入るとベッドに押し倒した。 その上に跨がり逃げられないように手を絡め縫い付ける。 愛おしい想いを籠めて唇を合わせるともじもじと頬を真っ赤に染める可愛い“恋人”。 「どうした?」 「ぁ、の…、えっと……ベッドで、はじめてだから、その……緊張します…」 何時もソファや床ばかり、最初なんて机の上だったなと想起する。 それでも自分を想ってくれているのか。 頬を撫で、髪を耳にかけると此方も赤く染まった耳にキスをする。 「じゃあ今日はベッドでたっぷり甘やかしてやる。 はるちゃんの初体験いただきます。」 「んぅ…っ」

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