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第174話

着衣を脱ぐと先生はベッドの下に放った。 上を脱ぎ捨てた先生の身体は細身なのにしっかりと筋肉が付いていてつい見取れてしまう。 先生の素肌見るのはじめてだ… 「どうした。 欲情しちゃう?」 意地悪げな目が三日月を描き自分を見下ろす。 ぽうっと上気する頬にキスを落とされ、何時もと異なる愛撫に胸が爆発しそう。 「口にも…きす、して…ほしいです」 「かぁわい」 リップ音をたてて吸われると幸福感が沸き上がる。 この人が好きなんだと次から次へと愛しさで満たされる。 「すき…んぅ、ぷぁ…せんせ、すき」 「たまんねぇな」 皮膚を合わせるだけの行為がこんなに気持ち良いなんて知らなかった。

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