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第177話
もう1擦りでイくという時に手を離した。
目前で奪われた刺激に全身がぴくぴく動く三条の頭上から枕を取り、腰の下にかませる。
「…なんでぇ…イくの…おかしく、なる」
「さっきもしたから少し腫れてるな。」
「やらぁ…なんで、やめちゃ…」
快感を覚え込んだアナルは早く早くとソレをせがんでいた。
自分がそう教え込んだ。
自分の指に唾液を絡ませ、その指をアナルに挿入する。
柔らかく受け入れる体内。
うねり奥へ奥へと誘う。
その様に下腹部は痛い位になっていた。
「ぁ、きもちぃ…まさむねさんの、ほしー…」
「目ぇとろーんってさせながらえっろい事ばっかり言いやがって。」
一旦指を引き抜き、クローゼットの中のボックスから潤滑剤を持って戻る。
くてんと脱力した身体の中心だけは元気に天を向いているソコに潤滑油を垂らした。
陰茎をゆっくりと伝い落ちる粘度の高いローションがやけにエロく見える。
「つめたっ…たれちゃうっ」
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