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第205話

「こわ、れっ…ぅ…あ、あ、」 「もうちょい…付き合ってくれ」 ヘコヘコ動く腹に手を這わされぐっと押されると中にいる長岡を余計締め付けてしまい、意識がアナルに集まる。 腰を抱え直されガツガツと奥を突かれる。 「そこっ…やっ、そこぉ…せんせ…あ、あ、」 「は、…きもちいか」 「きもち…きも、ち…とけちゃ」 三条自らも腰を使い幾度目の絶頂へ向かう。 このままドロドロに混ざり合いたい。 あの時感じた醜い思いはもっとドロドロと自分を飲み込み離さない。 まるで底無し沼の様だ。 あわよくば、目の前の人もそうであります様に。 「出すぞ…遥登」 「ぁっ…んぅ…くださっ…あっ」 どくどくと白濁が吐き出され満たされる。 息をするので精一杯。 「ん…ふ、ぁ…きもち…せんせ」 「正宗、な」 「まさむねさん」 「そう。 覚えような。」 上気した体温 自分に縋る腕 しっとり汗ばんだ身体 加虐心を焚き付ける目 「ひっ、ぁっ、」 「名前、ちゃんと呼べる様になるまでイキ続けるか?」 「しんじゃ…っ、ぁんっ」 冗談に聞こえない冗談を言いながら腰を動かす長岡に意識を保つので精一杯の三条。 反対に楽しそうな長岡はニヤッと口角を上げ、ひたすらに三条を貪り続けた。 事後ぐったりする三条に姫始めの感想を聞いてくる長岡に、もう少し体力つけなきゃと今年の目標が出来た。

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