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第233話

2週間ぶりの逢瀬。 渡した合鍵は使わずにチャイムを押すところが三条らしい。 「久しぶりの遥登のにおい。」 「先生も久しぶりです。」 清潔な遥登のにおいと鼻の奥が痛い様な冬のにおい。 きつく抱き寄せ久しぶりの恋人のにおいと体温を堪能する。 コートを脱ぐのもそこそこにあたたかな子供体温を確かめた。 「なぁ、遥登。 テスト頑張ったからご褒美くれよ。」 「ご褒美…?」 顔を上げた三条はきょとんと長岡を見上げた。 その頬にリップ音をたてて吸い付く。 それだけで上気する初な反応に気を良くして顔中にキスを降らせる。 「遥登がリードしてセックスしようか」 「…ぇ」 くりくりした目を見開き驚いた。

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