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第249話
あんな心許ないものでもあるのとないのとでは全然違う。
それが無いと言うだけでこんなにも恥ずかしくて興奮するなんて知らなかった。
鏡越しの熱視線に身体の中から熱くなる。
お腹の奥が切なくてたまらない。
「ふぁ…きもち…」
「はるちゃんのイイトコロだもんな。」
「あっ、きもち…んんっ、ごしゅじんさまぁ…、ごしゅじんさ、まの…ください…これ、ほしぃ」
「欲しい?」
「ほしー…」
うんうん頷くとべろりとうなじを舐められた。
ぞくぞくが腰からうなじから脳天を駆け巡る。
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