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第276話
右足をソファの上に引っ張り上げられると軽い身体は簡単に長岡と向き合う形になった。
「え、…ひっ」
脚を背もたれに押し付け股間を撫でられ情けない声が出る。
動かせる左脚と手で抵抗しようとする、がぐっと股間を撫でる手に力を入れられどうする事も出来ない。
「パンパンだな。
苦しいだろ。
出してやるよ。」
「待ってっ、待ってくださいっ!」
ズボンのボタンを外すと三条は慌てだした。
触っただけで勃ち上がっている陰茎を見られたくないのか。
それとも、剃られた秘部を見られたくないのか。
どちらにしろ気にせず、下着ごとずらした。
「え」
「あ…」
先日の電話で聞き取れなかったあの言葉は『また、剃りました』だったのか。
遥登が自分で
ニヤニヤと上がる口角が隠せない。
隠そうとする腕を掴みマジマジと見詰めると顔を真っ赤かにする。
「見な……、見ないでください…やだ…はずかしいです」
少しの毛も生えていないそこはつるつるのままだった。
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