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第289話
何時の間にか寝落ちてしまったらしい。
勉強を終え、本を読もうとベッドに寝転がり…
途中から記憶がない。
今何時だろう
くぁ…っと欠伸を1つする。
寝てる間に体温を奪われ暖房が入っていても少し寒い。
何か羽織ろうとベッドを降り、ついでにカーテンをひこうと窓からなんとなく空を見上げると三日月が輝いていた。
「綺麗。」
小さい頃満天の星を見て、何故人間は星や月が綺麗な夜に寝るのだと両親を質問責めにした事を思いだした。
あの時は、夜は眠いでしょと言われて納得したがそれは朝起きるからだろう。
先生も見てたら良いな
愛しい人を思い自然と上がる口角。
もう一度見上げた先で、月は笑っていた。
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