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第295話

親子丼となめこと豆腐の味噌汁 優登がちぎったレタスとトマトのサラダ 白菜の漬物 テーブルに並ぶあたかな夕食に三条も田上も腹の虫が騒ぎ出す。 半熟とろとろに出来た親子丼を優登は美味しそうに頬張る。 「みんなで食べると美味しいね!」 「本当美味いな。 三条の家の子になりてぇ。」 「そしたらかっちゃんも兄ちゃん?」 「そう。 そしたら…三条が俺の兄ちゃん?」 「え、なんかやだ」 「お兄ちゃんひどーい」 冗談めかして言うと、可愛い子ぶる田上。 ワイワイ食べる夕食に優登は終始ニコニコしていた。

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