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第297話
「あ、でも本当になんかあれば言えよ。
話聞く位しか出来ねぇけど、話聞くし。」
「うん、ありがとう。」
田上の間延びした声に枕元に置いた携帯の時計を見ると2時を大きく過ぎていた。
昼前に言えに来て勉強、優登とゲームもしたが殆どの時間をかけて課題を終わらせたからそりゃあ眠いか。
そう意識すると眠気が誘うから不思議だ。
心地好い睡魔に身を任せようと三条は目を閉じた。
「遥登お兄ちゃんおやすみー。」
「気持ち悪りぃ…。
おやすみ。」
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