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第310話

バス、トイレ別で、ある程度の広さ、通勤は自家用車があるからまぁそこまで重視はしない…と、選んだ今の部屋。 日当たりも良いしバス停は近く、差ほど歩かず駅も近い。 文句があるとしたら傾斜地な事と少し家賃が高い事。 いや、都会に比べれば格安なのだが。 安かったキャベツにもやし、中華麺を2つ投入して炒める。 そこにソースを足すとなんとも言えない食欲をそそるにおいが部屋いっぱいに広がった。 出来た焼きそばを持ってとソファに腰をおろした時ふと遥登が頭を過る。 カレーにのせた目玉焼き、すげぇ喜んでたな 洗ったフライパンにたまごを落として半熟で取り出す。 遥登が好きそうな半熟とろとろの黄身を絡ませながら焼きそばを啜った。  たまごとろとろっ  美味しいですっ ふはっ 言いそうだ 遥登と付き合いだして表情がやわらかくなった事に長岡は気が付かない。

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