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第327話

さっき迄の雰囲気はどこにいったのか寝室はいやらしい空気で満ちていた。 色気がグンと増した湯上がりの長岡に手を引かれベッドに押し倒されたのはほんの数分前。 腹に付く程勃ち上がった陰茎を下に引っ張り手を離す。 べちっと腹に当たる刺激にさえも遥登は小さく喘いだ。 「準備したんだ。 やわらかいな。」 「…ッ…ぁ…」 「人ん家の風呂でアナルに指突っ込んで掻き回してセックスの準備かよ。 やらし。 恥ずかしくねぇのか。」 そう教え込んだのは自分だ。 咎めるつもりも更々ないが、羞恥を煽ると目に涙を滲ませた。 嫌々と首を振るが長岡はお構いなしにアナルを凌辱する。 ローションを纏った指がぬちぬちと腸内を掻き回し更にやわらかく拡げていく。 「ぅ、ぁ…ぁ、…音…やぁ……ひ、んっ」 「興奮するくせに。」 担がれた三条の脚はガクガクと震え、前戯だけでイってしまうのではないかと思う程に敏感だ。 中途半端に煽られた身体はすぐに熱くなる。 無意識に揺れる三条の腰に長岡はほくそ笑んだ。

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