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第330話
双玉が臀部に当たる度にパンパンと音がする。
身体をくの字に折り曲げられ、上から突き刺さされると何時もより奥が抉られた。
恥ずかしい格好に堪えがたい羞恥。
苦しい程の快感に遥登は髪を乱し鼻にかかった甘い声をあげる。
「あ、アッ、きも…ちぃっ…ぁ、きもちッ…、ぃ」
「はっ、もっときもちく、してやるよ」
腰を掴む手に力が入り、長岡の顎を伝いポタ…と顔に汗が垂れてきた。
その雄の表情にきゅぅぅと無意識に内壁が締まると長岡は表情を歪ませる。
本能剥き出しの顔。
雄の顔。
ギラギラと熱っぽい目。
「はぁっ、あ、…ン、まさ、ねさ…ァ…」
「遥登…」
自分で感じてくれているんだと胸が熱くなる。
こんな貧相な身体に発情してくれてるんだと。
腰を掴む長岡の腕に手を伸ばし縋る。
うまく力の入らない腕を長岡は一瞥するとその腕をとり、首に回させた。
「あっ、アっ、ふかぃ…おくがっ」
腹を食い破る程の力に三条は必死にしがみついた。
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