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第371話

前戯でやわらかく溶けた孔にローターを差し込み、わざと浅い所で押し付ける。 もどかしいのかゆらゆら揺れ動く腰。 そこから伸びる細い脚はガクガクと震れ、必死に身体を支えている。 髪の間から見え隠れする耳は真っ赤であっあっと甘い声で誘うが、まだ理性を飛ばしきっていない遥登は自らお強請りを口にする事はない。 もっとよがらせたい。 気持ち良くさせたい。 自分に溺れさせたい。 ドロドロと身体中を巡る想いが遥登を快楽漬けにしていく。 「ぅぅッ…、はっ…ン、ゃ、」 「何がやなんだよ。 なんて言うか忘れたのか?」 「ひ、ぁ、ァ…イ、きも、ち…、き、もち、です…ッ」 散々教え込んだ快感と言葉。 そんな中、三条自身の陰茎に伸びる手を掴んだ。 眉を八の字に下げ物足りなさそうな顔で自分を見る恋人の両手を片手できつく押さえ付け、目の前で長岡自身の欲をもう片手で扱くと泣きそうな声を上げた。 「正宗さん…なんで、ください…、やだぁ…欲しい、です」 「だろ。 自分でしたら気持ちくなれねぇだろ。 だから、次からは素直にお強請りしような。」 コクコク頷く遥登の頭を撫でて、後孔に勃ち上がった 陰茎を擦り付ける。 早く欲しいとヒク付くソコはとても淫らだ。

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