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第372話

ずぷぷっと入り込んできた熱に遥登の呼吸が一瞬止まった。 「ぇ…」 中のローターをそのままに前立腺にゴリゴリと抉り付けると、三条の陰茎からは先走りが次から次へ溢れ出す。 「はっ、中震えてすげぇ。 うねって離さねぇし。」 「ぅあっ、おぐっ、おく…すごいっ、アァ゛ッ、」 「はる、このまま奥に押し込んだら取れなくなったりしてな。 どうする? ずっと気持ち良いまま過ごすの想像してみ。」 途端きゅうきゅうと痛い程に吸い付いて来るアナルに長岡の笑みは止まらない。 「や…やだ…や…、だめ…」 「何がやだ? 何が駄目? 想像しただけでたまんねぇの?」 「やぁ…ばか、になぅ…う゛ア゛…ひっ、」 「セックスで馬鹿になる? 狂うのか? 良いな。 そうしたら一生この部屋で飼ってやるよ。 毎日セックスしような。」 「あ、あ、あ、……ン、くッ」 熱い吐息を吐き出す遥登の薄い腹を指が食い込む程に掴み、腹の奥を目掛けて抽挿を繰り返す。 先端に当たる機械のスイッチを遥登の目の前に翳すと、だめぇ…と可愛く鳴いた。 ははっ、たまんねぇ 三条の願いは虚しく一気にレベルを上げた。 「イ゛…ッ、ぅ゛…はっ、はっ、……ぁ、あ、」 大袈裟な位背中を撓らせたと思えば食いちぎる程アナルを締め付ける。 びゅくっと吐き出した精液が長岡の腹を伝い、結合部を濡らすと更に淫靡な音が木魂する。 「もっとイケよ。 ローター、好きなんだろ。 自分から持って来たもんな。 ほらっ、ここ、前立腺も突いてやるから。」 「イ…ッ、あ゛、あ゛…くぅ…ん…はげしっ…あ゛ッ、イ、いきまっ…い、くっ」 あられもない声を上げ何度も精液を吐き出す三条の中に、長岡は宣言通りたっぷりと中出しを繰り返した。

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