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第378話

「後でケーキ食おうな。」 「ん、今じゃなくて?」 「遥登が足りねぇ。」 角度を変え何度も口を合わせる。 腿を摩っていた手が内腿を撫で回し、反対の手は服の裾から背骨を登ってきた。 「んン…ッ、ふぁ…」 「先に遥登、な。」 するすると上がってくる大きな手に抱き締められ、唇が触れ合う程の距離で見詰められる。 遥登の目は、今日の爽やかな天候の様に綺麗な目をしている。 とても、綺麗。 開けっ放なしの窓から気持ちの良い風が吹き込んで2人の間をすり抜けた。 清潔な遥登のにおいにふわりと色香が混じる。 「正宗さん、あの……もっとキス、したい、です」 「ん。 ロ開けて、きもちーのしてやる。」 小さくアと開いたロに舌を滑り込ませて、お強請り通りに唇を合わせた。

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