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第381話

同じボディソープのにおいが鼻腔を掠める。 「正宗さん、良いにおいがします。」 「遥登も同じにおいだろ。」 三条をぼんやりと照らすのはシェーブランプの灯りのみで、白昼での行為が多かっただけにそれがなんだか新鮮で。 ゆっくりと押し倒し、その身体を跨ぐ。 薄く開いた口から遥登の赤い舌がチロッと動いたのが見えた。 キスを期待してるのだろうか。 「はるちゃん」 「はい…んッ」 口を塞ぐとまだたどたどしくだが舌を絡めようと動かしてきた。 三条の熱い舌が、長岡のそれを擽る。 ぬるついて、でもそれが気持ち良い。 至極しあわせな気持ちに満たされる。

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