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第410話
「シャワー、ありがとうございました。
あの…でも、服…なんで正宗さんのなんですか…?」
「良いから、おいで」
手招きすると素直にこちらに来る遥登を再度膝の上にのせ髪を透く。
大人しくされたままの遥登は従順な犬の様に盲従するからつい盲愛してしまう。
長岡のぶかぶかの服を着た風呂上がりの清潔な遥登に、テーブルの上に置いておいた香水を吹き付けた。
「このにおい…」
「今は休みにしか使ってないけど、気に入ってるんだよ。」
オレンジ色のボトルに入った爽やかなかおり。
恋人からかおるにおい。
「ぇ…ンッ…、ふ」
遥登の顎を掴んで噛み付く様なキスをする。
唇を割って舌を差し込むと、相変わらず呼吸を止めていて苦しそうな顔を晒した。
「ぷぁ…ッ」
「今日はどうやってセックスしようか。」
あぁ、この目だ
この目
めちゃくちゃに溶かしてやりたい。
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