411 / 1273
第411話
長岡に手を引かれ寝室に入ると、ベッドに押し倒された。
仰向けになった三条の上に長岡は乗り上がる。
おかしい
身体が異常に熱い
ジクジク疼く…
「遥登。」
耳に当たる吐息がゾクゾクする…
なんで…
「めっちゃ敏感になってる。
ほら、ぬるぬる。」
下着の中に手を入れられ、ほらと擦られた陰茎は自分の体液でヌル付いている。
窮屈な下着の中での愛撫がもどかしい。
服を着たまま、更に香水を振り掛けられての行為。
長岡の意図が全く解らない。
「ぁ…っ、擦っちゃ…でちゃ、でちゃ、ぅ…ィ」
カリ裏を爪先で擦られ、シーツを掴む手が白く浮かぶ。
「ぁ"…ぁっ」
だが、訪れる筈の快感は訪れない。
口をぱくぱくと開け、長岡を見上げるといやらしく笑っている。
目が合うと長岡は自分の体液で濡れた指を舐めた。
「淫乱。」
ともだちにシェアしよう!