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第413話

「欲しいところひらいて。 そう、良い子。 丸見え。 ヒクヒクして可愛いな。」 「まさまね、さん、…正宗さん…」 我慢ばかりしていたせいか発情期の動物の様に腰を揺らす三条の後孔に長岡は自身の陰茎を押し付ける。 「あ、ぁ……おっき…、ぅ…くはッ」 何度身体を重ねても挿入時の圧迫感は慣れない。 カリが挿入る瞬間ゾクゾクと何かが背筋を走る。 一番太いそこを抜けるとずぬぬとどこまでも突き刺さるんじゃないかと思う程の異物感。 だけど、気持ち良い。 なにかが満たされるこの感覚はセックスでしか知らない。 「きっつ…。 喰いちぎる気かよ。」 「正宗さんのがおっき……ッ、ァッ」 深く呼吸をすると楽になると何度も言われた。 力を抜け、息を詰めるな。 何度言われただろうか。 何度抱かれたのだろうか。 「せんせ、」 チュ 腕を伸ばし首に抱き着く。 相変わらず口には当たらないが精一杯のキス。 正宗さんも満たされて欲しい 満たしたい 「あい、してます」 「俺も愛してる。 すげぇ愛しい。」 優しい目が自分を見詰める。 満たされる。

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