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第433話
「アッ…ん、ん、ふぁ…っ」
グリグリと後孔を押し拡げる長岡の指に三条は喘いでいた。
あっ、あっ、と声に合わせて長岡のシャツを握る手が白くなる。
「テスト期間中ひとりでしなかったのか?
きつくなってるな。」
「ひっ、そ、な…ア、ぁ"」
久しぶりのソファでの行為。
雨といっても白昼の窓辺での行為。
ガクガクと震える手で必死にしがみついてくる遥登に長岡の指は止まらない。
「まさ、さ…まさっ…」
「そんなきもちいのか?」
「んンッ、…おく、ぐりぐりやぁ……」
膝が震え立っているのもやっとな三条は、長岡の首に腕を絡ませる。
長岡は一旦指を引き抜くと2本に揃えて再び体内に埋めた。
長岡の体温ににおい。
体内を押し拡げる指遣いにくらくらする。
「あ"…、ひろがっ…、」
「拡げてんだろ。」
愛撫というには確実な刺激が得られない。
拡げる為だというのは解るのだが、2週間も触られていない身体は酷く疼く。
無意識のうちに揺れてしまう腰を抑える事が出来ない。
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