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第466話

「挿入れるから、力抜け。」 「正宗さん…っ、おねがい、します…前から、が、いいです…。 顔、見たい…」 「ん、前からしようか。」 宥める様にちゅっと背中にキスをする。 恥ずかしがって顔を隠しながらも、自分の顔は見たいだなんて精一杯の可愛いお強請りを聴いてやらない筈はない。 四つん這いから仰向けにかえるとちらりと男を誘う目が見えた。 「挿入んぞ。 見てみ。」 いやいやと首を降る遥登の脚を更に大きく開かせる。 膝にかける手に力を込めると、遥登は情けない声を漏らした。 「はるちゃん、俺はお願いしてんじゃねぇんだよ。 わかるよな。」 「…は、い」 恐る恐る下半身を見る遥登にそのままだと言い、自分の血管の浮いた陰茎にローションを垂らした。 見せ付ける様ぬるぬるとそれを塗り拡げ、小さい器官を拡げていく。 「あ、はいって…はいっ、くる…ぁッ、ぅ」 よくこんな小さく狭い場所に挿入るなと関心してしまうが、人間は案外柔軟なものだ。 大きく口を拓きカリを飲み込んだ。 「すげ、ひろが、ぅ」 「すげぇな? ほら、こんな拡がってる。」 ぴっちりと長岡の陰茎を銜え込む縁をゆっくりとなぞる。 薄く伸びた皮膚が健気だ。 「ヒッ」 「見えねぇだろ。 触ってみ。」 快感か緊張か、震える手を伸ばす。 ほんの少し触れてすぐに離した。 「わかった?」 首肯する遥登に長岡は口端を吊り上げると腰を動かしはじめた。

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