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第482話
コンビニで買ったサンドイッチを食べながら休憩時間を過ごす。
窓の外を覗くと漸く梅雨明けをした空は青く澄んでいる。
洗濯物が乾くのは有り難いが、それにしても暑い。
あつ…
ゆっくりと形を変えながら流れていく雲をぼんやり眺めた。
長岡は最後の一口を口に放るとお茶で流し込み、微かに聞こえる生徒達の楽しそうな声を聞きながら早く帰るべく昼休みを切り上げ仕事に手をつける。
補講は主に進学希望者が参加している分質問内容も濃い。
それをいかに解りやすく伝えるか、理解してもらえるか、まだ手探り中。
プリント制作に事務仕事、雑務だってある。
ひとつひとつに時間を割きたいがそうもいかない。
だからといって手も抜きたくない。
そうなると自分の時間を使う事になってしまうが致し方ない。
窓の外から聞こえてくる蝉の大合唱を聞きながらキーボードを叩く手を早めた。
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