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第496話
腰が前後に動くのを止められないのか必死に腰を揺らす様は可愛いらしい。
頭を振って快感にしがみつく遥登の口から涎が垂れ落ちた。
優等生の淫らな姿。
「ん、ぅ…ハァ、ハ…ぁ」
下から見上げる乱れた三条に満悦な長岡は三条の腰に手を添えるだけでなにもせずたた三条が乱れる様子を見ていた。
何時もなら突き上げられ抉られるイイトコロに上手く当たらず、もどかしさに三条の目にじわりと涙が滲む。
「ハ…きもち、く、ないですか…」
「きもちいよ。
良い眺めだし。」
嘘ではない。
実際、きつい締め付けも緩いストロークも気持ち良いし、なにより三条自ら腰を揺らす様は絶景だ。
腰に添えていた長岡の手に震えながら三条のそれが重なった。
行為でしっとりと汗ばむ肌と肌。
指と指を絡めて恋人繋ぎに握ってきた。
三条のとろとろの目の奥は被虐の色でいっぱいだ。
「正宗、さん…正宗さん…」
「意地悪が過ぎたな。」
ほら、と声と共に三条の体内を突き上げると甘い声で鳴き始めた。
手を絡ませあい、腰だけを動かすのは体勢的にもキツい。
腹筋がつりそうだ。
それでも、快感に溺れる三条に腰は止まらない。
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