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第505話
「遥登とやらしー事したい。」
「でも…」
「誕生日だし、すっごい事したい。
なぁ、はるちゃん。
しよ?」
先日噛まれた痕、今はすっかり治った肩にまた歯をたてられる。
じわじわと痛みが拡がるが、痛みだけではない。
この声に逆らえない…
狡い…
コクン
「ありがとう。
じゃあ、すっごい事しような。」
頷くとまたちゅっちゅっと至るところに唇を寄せてきた。
鼻に頬、耳から顎、首へと触れる長岡の唇が触れた所からじくじくと疼く。
きもちい
ふわふわする
「遥登」
「え…?」
「なんて顔してんだよ。」
三条の恍惚とした表情に長岡は生唾を飲み込んだ。
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