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第512話
汗で張り付く髪を掻き上げられ露になった額にもキスをされる。
長岡にキスをされるごとに身体が敏感になっていくような不思議な感覚に三条は溺れていた。
「あ、あ、ア、きもち…きもち…」
「やらしくて、かわい。
やべぇ。」
開けっぱなしの口、上唇を食む。
ガリガリの三条のやわらかい唇の感触を楽しむ長岡。
雄の顔をしながらもやわらかく三条を想う気持ちが滲み出ている。
三条もとろとろしながら慈悲深く長岡を受け止めていた。
「き、す」
「したい?
したかったら、ん、口開けて」
腰を使いながらの長岡も息が上がってきている。
途中途中小さく漏れる吐息が三条を更に興奮させていた。
あ、と口を開けるとすぐに塞がれる。
揺さぶられながらもしっかりと舌を絡めて、悪戯に上顎を擽られ、下っ腹を熱がぐるぐると駆け巡る。
「ん、んんっ、ン、ふぁッ、ァ、」
糸を引いて離れる舌を追い掛ける様に身体を動かした瞬間、体内のイイトコロをゴリッと抉られ目の前がチカチカした。
「きもちくて、やべ…」
「アひっ、うぁ、ア、いくっ、いぐッ」
満足に動かない身体全身で快感を受け止める三条は、あまりの刺激に精液を飛ばした。
薄い腹がへこへこ動いて、胸から腹を汚す白濁が脇腹から垂れていく。
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