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第520話

「あっあ、あッ、」 「ほら、ちゃんと俺の顔見て、逸らすなって」 洗面台の上にあげたまま、鏡に手を着かせ着衣をずらしてバックから挿入した。 顔が見えないからとバックはあまり好まない遥登に鏡を見ていれば見れるだろうと提案したが、自分の発情した顔まで見る事になってしまい顔を背けてしまっている。 舐めて解していると昨夜の名残か既に柔らかかったそこはすぐにとろとろになったが、流石に潤滑剤なしはきつい。 滑りが悪い分、三条は頭を振ってなにかから逃げようとしていた。 長岡も結合部の唾液が渇き、滑りの悪さにプラスしてきつい締め付けに眉を寄せる。 「は、きっつ。 ローション、取って、くるか」 「ヒッ、抜かなっ」 「痛くねぇのかよ、」 ふるふると頭をを降るが、きつい締め付けに眉間に寄った皺が本音を伝える。 「くぅ、ゥ、ン、」 手が届く範囲にあるものと言えば、歯磨き粉にシェービングクリーム、ハンドソープもあるが使えば痛いだろうし下痢を起こしてしまう。 滑らねぇから痛てぇよな がっつきすぎた どうすっかな なんかねぇか… 「あ、だ、して…せ、ぇき、あ、ィ、な、かぁ…っ、ぬらして」 グンッと血流の増し陰茎が痛い程勃起する。 確かに中で出せば精液で滑る。 だけど、まさか三条の口から出るとは思わなかった。 奥歯を噛み締め、体内に入りらない竿を扱く。 勿体ないないが他にどうする事も出来ない。 「あ、ア、ァ」 「出すから、な」 早く奥まで欲しいとうねる腸壁に白濁をぶっかけた。 「でたぁ…あ、ン、…は、は、」 僅かに上がる口角を長岡は見逃さなかった。

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