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第535話

「沢山セックスすんだろ。 脱ごうな。 ほら、ばんざーい」 「子供じゃないんですから…」 「それもそうか。 じゃあ、ストリップショーしてくれよ。 上手に誘ってくれな。」 自分を見上げる恋人の顔は、嘘ですよね…?冗談ですよね…?と問い掛けてくるが長岡は残酷に笑う。 その笑みは三条が惹かれたギラギラとした雄の目をし、サディスティックに燃えている。 この目で見られると動けない… 逆らえない… 「……見ないで、ください」 それでも長岡の言う通りに、1枚また1枚シャツを脱ぎ落としていく。 すぐに素肌を晒した三条は身体を隠そうとするが、それよりも早く長岡は言葉を続けた。 「下はどうした。」 「…は、い」 その言葉に、目の前の恋人から贈られたベルトに手をかける。 緊張で震える手でなんとかバックルを外すとボタンを外した。 ゆっくりと脚から引き抜くと下着1枚と心許ない姿に、長岡を一瞥する。 口角を上げゆっくり頷く長岡に三条の中のナニかのスイッチが入った。 「焦らしてんのか? ん?」 ふるふると首を振ると一呼吸整え、ウエストゴムに手をかけた。 パンツを脱ぎ床に落とすと、三条の細い身体が長岡の目の前に晒される。 見られて、る、 恥ずかしい… 頭の天辺から足の爪先まで、痛い程に突き刺さる視線。 それだけで陰茎は頭を擡げ、興奮している事を長岡に伝えてしまっていた。 はしたない身体。 あさましい性。 「勃起させてどうした。 まだキスだけだろ。」 脚を組み直した長岡はぺろりと舌舐めずりをしたのが視界に入った。 その扇情的な姿に心臓がドキドキと五月蝿い。 クラクラする。 欲しい 欲しい

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