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第540話

イく事を許されなかった身体は熱く火照り、びくびくと痙攣してるかの様に震える。 絶頂一歩手前のもどかしさに揺れる腰をとめられない。 長岡は陰茎を引き抜くと、三条の腰の下に枕を噛ませ身体をくの字になる様に固定した。 散々の刺激に口を開けたままのアナルは天井を向き、蛍光灯に照らされ腸壁まで丸見えだが、それを気にする程の余裕は三条には既になかった。 そこにローションを垂らされると、くぽっと空気の抜ける音と共に体内へと流れ込んでくる。 体内を流れるローションに三条は、んん…っと小さく喘ぎ声を漏らした。 くちゅくちゅと腸壁にローションを塗り込まれ再び長岡のモノが入ってきた。 「ぅんん…ッ、はっ、ぁ」 「はる、腹に力入れて。」  「は、ら…?」 そう、ここ、と臍の辺りをつつかれた。 長岡のモノを銜えていて更に力を入れる? 訳も解らずに長岡の言葉に従う。 「…ん、んっ…ぅッ」 「そのまま、」 「ん、ん…っ、ぅ、あ"ア"…」 未知の場所へと進入してきた陰茎に呼吸が出来ない。 ビリビリと痺れが身体中に広がる。 有り得ない場所、S状結腸を抉じ開ける楔を必死に迎え入れた。 「まっ、おぐ…ありえな…っ、」 今まで根本迄銜えていたと思っていたが、そうではなかったと身を持って理解する。 秘部に当たる長岡の陰毛がいかに深くまで繋がっているかを知らしめていた。

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