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第568話
「あっつ」
アツい身体。
遥登のボトムスと下着を脱がせただけで風呂上がりの身体にパーカーを着たまま繋がったせいか、汗が垂れる。
首にしがみつく遥登の息も何時も以上にアツい。
逆上せそうだ。
「遥登、少しだけ身体離せ。
服脱ごうか。」
裾を捲り首から引き抜くと、薄い身体が表れる。
日に焼けない白い肌に乳首がぷっくりしていて、やらしい身体になった。
俺がそうさせたのか
上がる口角を抑えきれない。
パーカーをベッドの外に頬り投げると、乳首の天辺を指の腹でゆっくりと撫でる。
びくんと跳ねる身体が艶かしい。
「やらしー身体。
どこ触っても感じんだ。」
「…っ、ぅ、ア」
「乳首撫でただけで、んな締めんなって。
食い千切られそ。」
「ちが、んっ、ひぅ…ぁっ」
吐息の多い声が三条の鼓膜を擽る。
自身のモノに馴染んだと言ってもキツい締め付け。
根元がきゅぅっと締まり全体をうねる腸壁で刺激され、あまりの気持ち良さに声が漏れてしまいそうになる。
「たまんねぇ」
上に乗り上げると布団を被り身体を揺する。
「あっ、あンッ、は…、す、き…すき」
「俺も好き。
遥登、愛してる。」
「おれ、も…ッ、イっ、おれ…あいし、くはっ」
「言えてねぇ。
ほら、頑張って言ってくれよ」
ガツガツと腰を送られては単語すらままならない遥登に言葉を強請る。
回らない呂律と鼻にかかった甘い声、それと止まらない腰。
「まさ…あ、あっ……いっく、ぅ」
もう明日の事なんて頭から吹き飛んでいた。
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