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第578話
今年最後の三連休初日、もう定例になった外泊日。
正宗さんの部屋に着くとご飯の炊ける甘くて良いにおいが充たしていた。
珍しいなと恋人を見上げるとぽんぽんと頭を撫でられる。
冷たくて大きくて気持ち良い手。
「握り飯作って出掛けようか。」
「握り飯?」
綺麗な顔で笑う恋人にいくつもの疑問符が浮かんだ。
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