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第614話

「いかせて…くらさ、ち、んこ、ばくあ"…っ…」 「ケツでイけば? メスイキ好きだろ。」 「いけな、…ね、おねが…ン、ぅ…」 イけない苦しさに三条の目からとうとう涙が溢れた。 泣きながら自分に縋る姿に、海綿体に血液が集まっていく。 痛い程勃起したソコは正直だ。 男の身体は嘘を吐けない。 「ケツでイくの好きなくせに射精したい? しかたねぇなっ」 「や"ッ、い"…あぁっ」 尿道口を無遠慮にぐりぐりと親指の腹で弄られ三条はいやいやと頭を振った。 三条の清潔なにおいに混じって汗とやらしいにおいがふわふわと漂う。 どんどんいやらしさは増し艶っぽい表情に変わってく恋人の腹を突き破る勢いで突き上げる。 「イけよ淫乱。 イっまちまえよ。」 「いッ、あ"、アぇ…ぁー」 やっぱり本能に飲まれた遥登は可愛い。 腰が浮き腸内が精液を誘うようにうねる。 腰をビクビク震わせ、足の指を伸ばしたり丸めたりを数度繰り返したかと思ったら背を反らせ射精した。 びゅっびゅっと精液を吐き出すと必死にに酸素を貪っている口から涎が垂れる。 「なにがイけねぇだ。 こんな漏らしといて。」 精液で汚れた手を三条の目の前に翳すととろんとした目が好色に染まる。 糸を引いたそれに、三条はそろそろと舌を伸ばした。 指の股までしっかりと舐めとる優等生に長岡も口角が上がる。 「ははっ、良い子。 美味いか?」 精液を舌で掬いながらも目線は自分を向いている。 教えた通り忠実にセックスまでも 蕩けた目も表情も声も自分だけのもの。 「はい、…おいし、です」 「じゃあ、もっとやろうな」 「あ、ア…ッ、あっ…んン、」 長岡は欲を吐き出しても尚勃起したままの陰茎を突き動かし、腸壁に精液を塗り付ける。 自分のにおいを擦り付ける様に何度も何度も繰り返し何度もイかせ何度もイく。 欲深いマーキングをひたすら繰り返した。

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