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第632話

「ひ、ぁ…ア"…ッ、ふか、」 「きもちくて、やらしー事、したいんだろ。」 「ん、んぁ…あ、したい…、ぃ、正宗、さ…ッ、あッ」 細い身体は長岡の揺さぶりに上へとずれていく。 シーツをきつく握り締めているから尚更だ。 逃げる身体をしっかり掴み直すと自分の方へ押し付けた。 ぐりりっと抉られる腸壁に三条は喉を晒すが、長岡は容赦なくそこを執拗に狙う。 三条は背中を反らせたり丸めたり強すぎる快楽を逃がそうと身体を揺らしている。 「あ"、ぐ…きもちッ、きも、ちぃ…あ、ァ、ア」 「俺もきもち。 もってかれそ、」 三条は腰を掴む長岡の腕を取ると、自らの胸へと運ぶ。 肋骨に皮が貼り付いただけの貧相な胸、その上に2つの突起が主張していた。 長岡の指に擦り付けるよう胸を動かしながら口を開く。 「あ…、ね、いじって…ください…ンん、ぎゅって…」 とろんとした目で弄ってください、なんて人の気も知らないでよく言えたものだ。 「は、本当は噛んで欲しいんじゃねぇの。」 「痛いのすき…、」 「えっち」 僅かに上がる口端を長岡は見逃さない。 尻を穿つのを忘れずに乳首に噛み付くと肉壁が絡み付つき陰茎にまとわりついてきた。 あまりの気持ち良さにセックスを覚えたての学生みたいに腰を動かし胸に吸い付く。 舐めて吸って歯をたてて、ひとつひとつに身体を粟立たせる三条に腰がキツいだのそんな小さな事は吹っ飛んだ。

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