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第657話

まだ“待て”の最中だと言うのに身体が動いてしまう。 理性は何処へ行ったのだろうか。 「上手に出来たな。 良い子。」 「わ、ン…、ン」 「まだ“待て”だぞ」 長岡の上に跨がり、臀裂を陰茎が擦っていく。 あと少しで飲み込めるのに一向に入れようとしてくれない長岡に涙もカウパーも止まらない。 スイッチの入った長岡は酷く意地悪だ。 「わん…わん…」 「よしよし。 挿入れようか。」 腰から臀部を撫でるいやらしい手付きに詰めていた息を吐いた。 「何、安心した顔してんだ。 自分で入れんだよ。 このきもちートコロに俺の入れてくれって。」 「わ、ん」 後ろに手を回すと尻臀を拓いた。 期待にヒクヒクするアナルに切っ先を当て長岡のモノに手を添え支えると、ゆっくりと腰を下ろしていく。 アナル用の粘度の高いローションがぷちゅっといやらしい音をたて一瞬腰が引けたが、ここで腰を上げてしまえばきっとたま待てが待っている。 「は…、はぁ、あ…」 「上手に飲み込んでくな。 そんな欲しかった?」 「わ、ん…ン」 「ははっ、かわい」 肉を割り開き侵入してくる愛しいモノ。 「あ、ん…ん…、わ…ン…おっき…ぃ」 「おっきいって…。 おっきいの好きだろ。 こんな中うねらせて。」 「…すき、です……飼い主さま、すき」 好きな声で囁かれ好きと溢すと長岡は満足気に笑った。 短く持たれたリードを引かれ、苦しさに腰を上げるが、もどかしくて腰を下げると苦しさにまた上げる。 そんな事を繰り返しながら腰を振っていると、ぐるぐると熱が下腹部を暴れだした。 ローションを使っても摩擦が激しい。 気持ち良い。 「こんな事されてちんこガン勃ちさせてたら変態だと思われるぞ。」 「ぐっ…あっあ」 上下する度に長岡の腹を叩く陰茎を擦られる。 熱が更に暴れ酸素を取り入れる事も忘れただ喘ぐしか出来ない。 目の前が狭くなる。 「イ"…ッ、ぐぅ…」 絞り出した言葉と共に、どろりとした精液を吐き出した。 「あ"…あ"…ぁ"」 「遥登の精液で服汚れた。 こんなやらしい染み付けてどうすんだ。」 「ごめっ、なさ…ッ」 黒いシャツに白濁したソレが卑猥なシミを作っていた。

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