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第706話

吐精の気持ち良さに肩に置いていた手から力が抜ける。 長岡の舌と陰茎がいやらしい糸で繋がり、長岡はそのままいやらしく口元を歪めた。 俺…、喰われる… 四つん這いで上がってくる長岡に期待か恐怖かはたまたそのどちらもか、ぞくぞくとナニかが駆け上がる。 喰われる… 正宗さんに、喰われたい まだ口の中に残っていた精液を口移され青臭さがなくなるまでお互いにの口内を貪る。 口を離せば名残惜しく糸が繋がった。 「次は乳首弄ってやろうか。 それとも、耳? 上顎も好きだよな。」 雄の顔、肉食動物の様な顔で見詰めら頭の中まで犯される様で全身が疼く。 早く欲しい。 絶対のモノが欲しい。 「正宗さん、…」 「ん? どうした。」 いやらしく光る長岡目につられ、三条の目がとろんとする。 自分の上に馬乗りになる長岡の服をつかんで唇をぺろりと湿らせた。 無意識の誘いに長岡はちゅぅっとその唇を吸うと、三条が纏う雰囲気が変わる。 色っぽく、それでいてどこか嬉しそうなその空気は三条独特のもの。 「もう欲しい?」 「ん…」 儚げに影を落とす目元も全てが長岡を誘う。 「えっろい誘い方出来た良い子は、とろっとろにしてやろうな。」

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