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第726話

括約筋を嬲られ、思考まで溶けてしまうったのか、快感しか考えられない頭に身体を這う長岡の手の感覚がやけに生々しい。 「う"ぁぁっ」 「えっろ」 一息に抜かれた玩具に鳥肌が立った。 排泄の様な刺激に背中を丸めて耐える 排泄に似た刺激が快感になるなんて、後孔を使って快感を拾える人間にしかわからないだろう。 酸素を求める三条に長岡は更に刺激を与える。 「親指簡単に入っちまったな。 そんな玩具が良かったのかよ。」 「ちが…っ、ちがう…、」 尻臀を鷲掴み親指を後孔に突き刺され、飼い主の目下には随分といやらしい光景が広がっている。 親指の抜き、変わりに2本揃えた指を突き刺してもやわらかく受け入れた。 「指2本も、ほら、入った。」 何時もより緩いのか潤滑剤と空気が混ざる音が大きく聴こえる気がする。 恥ずかしい音。 しかもそれは自分の体内からする。 触られていない陰茎は痛い程張り詰め先走りを垂らし、身体中何処を触られても敏感に反応してしまう。 揃えた指を抜くとガサガサと段ボールを漁って間に酸素を胸一杯吸い込んだ。  「次は何で遊ぼっか。」 「あ…飼い主、様…」 「どうした。 玩具好きだろ?」 飼い主様の…と見詰めると長岡は小さく溜め息を吐いた。 何か失望させてしまったのかと目に張る膜を多くすると鼻の奥が痛くなる。 「手離して良いぞ。 本当に良い子だな。」 「あ…はい…」 「けど、俺のでよがってる姿がみてぇな。」 自分の上に乗り上げながら艶っぽい顔を近付けてくる飼い主に三条は手を伸ばした。

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