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第764話

今日はずっと正宗さんが隣にいる。 ご飯の準備の時もご飯を食べる時も、離れていたのはトイレ位。 風呂も…、その……一緒に入った。 「よし、飯も食って時間経ったし風呂も入った。 後は、なにする? 遥登。」 俺の好きな甘くて低い声に身体の奥がぞわっと疼く。 解ってる。 寝るにはまだ早い。 まだ誕生日だ。 誕生日だからと長岡の服を借りた。 正宗さんに抱き締められてる見たいで好きだから。 「正宗さん」 「ん?」 顎を上げられ、噛み付くようなキスを受ける。 正宗さんのこのキスも、好き。 唇を離せば唾液が糸ひいて繋がった。 名残惜しく追い掛けてしまうと正宗さんは優しく目を細める。 「セックスしようか。」 俺は、その言葉に小さく頷いた。

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