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第766話

乳首を舌で嬲られ、息が上がっていく。 肌の上をなぞる指も、舌も、アツい。 優しくて甘くて頭の中がふわふわする。 「は、ぁ…あ…はっ、はぁ…」 「声出しな。 もっときもちくなれるって言ってんだろ。」 「は、はずか、しい…」 「でも、遥登の声やらしーから俺も勃つ。」 導かれたソコは下着を押し上げ始めていた。 身体中の体温が一気に上がる。 俺が、こうした… こんな身体で… 「な。」 「…精進します」 「ははっ、がんばれ。」 半身を起こしローションを取ろうとサイドチェストに手を伸ばす正宗さんの服の裾から手を入れた。 細いのにしっかりとついた筋肉をなぞり指で辿ると腹筋がぴくりと動く。 「えっち。」 「俺だって…、」 「遥登もしたい?」 頬を撫でられながら顔を寄せられ、目の前の綺麗な目に自分が写っている。 目の中の俺は、やらしい顔をして物足りなさそうに恋人を見詰めていた。 頭のどこかでこんな顔してやらしいとか恥ずかしいとか思ったけど、それよりも正宗さんに触れていたかった。 一瞬でも離れてるのが寂しい。 なんだか今日はそんな気分。 「したい、です。」 「そっか。 じゃあ、願いしようかな。」 何時もよりあっさりした長岡に頷くと身体を起こされた。

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