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第785話

長岡をぼふっとベッドに押し倒すと、四つん這いのままサイドチェストに手を伸ばし首輪を取り出した。 「首輪、俺がするのか?」 「今日は、正宗さんがするんです。 俺が、リードします…っ。」 手にしたそれを長岡の首に巻き付け、最後に余ったベルトをナスカンで押さえると首輪と首の間に指が入るのを確認する。 大丈夫だとわかると首にペッティングをしていく。 ちゅっ、ちゅっ、と吸ったり舐めたり何時もの長岡がする事を再現した。 喉仏から顎を舐めてから顎にキス それから、耳 手は腹を撫でるのを忘れない 学習能力の高い三条の愛撫は長岡のものによく似ている。 「やぁらしい」 「やらしい事してるんです。」 「やらしい事ってセックス?」 クスクス笑う長岡の頬を掴むと煽る事ばかり言う口を思いきって自分の口で塞ぐ。 口が離れる際、唇をぺろりと舐めると驚いた様な長岡の顔が見えた。 「…俺の事、感じてください。」 真剣な三条に、長岡は降参だとばかりにふとんに大の字になる。 「よろしくお願いします。 “ご主人様”。」

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