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第788話
ローションを纏った手が陰茎を擦りぬめりを広げる真剣な顔の三条を、長岡はじっと見守る。
こんな事にまで真剣にならなくて良いのに本当に真面目な子だ。
「…少し見ないで、ください。
目、瞑っててください」
「わかりました。
ご主人様。」
布切れの音、ベッドの軋む音、少しの間を空けて小さく漏れる声。
「ん、…ん………、ぅ」
視覚が遮られている分想像力も働き、更に陰茎に血液が溜まる。
“ナニ”をしているかは解るが、どうしているのか、どんな顔をしているのか、考えるだけでたまらない。
痛い程勃起している陰茎が早く気あの持ちの良いトコロに入りたいと騒ぐ。
「ご主人様。」
「はっ、い…っ」
「もう、ちんこ痛くてやばい。」
目を閉じたまま太股を撫でるとひゅっと息を飲む音が聞こえたが、それ以上の反応はわからない。
だけど、押し殺してるであろう声は艶っぽさを増した。
「…ぅ、ぅん……もう、大丈夫です。
ありがとうございました、」
「ん。」
目を開けると、顔を真っ赤にした三条と目が合う。
にっこり笑って見せれば目を反らせられた。
照れた姿も可愛い。
自分の腹に跨がる遥登は下だけを脱ぎ、上着を引っ張って局部を隠そうとしている。
脱衣や後孔の準備は見せてもらえなかったが、挿入は見せてもらえるのだろうか。
ガリガリの脚を撫で次を強請った。
「ご主人様。
早くご主人様のきもちいトコロにはいりたいです。」
「…わ、わかりました」
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