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第833話
やがてゆっくりと顔を上げた三条の目を覗き込むと、鼻先がぶつかった。
「大丈夫か?」
「はい…。
な、に、笑ってるんですか…」
「いや、待ちきれねぇんだなーって」
そわそわと目を泳がす三条につい笑みが溢れてしまう。
本当に愛しい子だ。
本当に。
「動くからな。」
こくん、と頷くのを待って腰を揺らす。
「あっ、あ、きもちっ…、そこッ…ぁ…」
「俺も、きもちぃ」
いまだ最初に教えた事を忠実に守る三条の顎を舐め上げた。
ほとんど骨のそこは汗の味がして興奮する。
「んんッ、ぅ…ぁ…アっ」
たまらず細い腰を鷲掴んだ。
あまりの細さに毎回ドキッとしてしまう。
ストロークを深くしたり浅くしたりと突き上げる度に三条は甘い声を聴かせてくれる。
甘やかしたい。
酷くしたい。
次第に反する思考がぶつかり合う。
「す、ご…あ、まさ、さんっ…すき、」
大きさに馴染んだ後孔はナニかを搾取する動きへと変わる。
それなら、と前立腺から精嚢を抉り上げた。
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