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第836話
腹にぶっかけられた精液を摘まむと肉付きの悪い頬に塗り付ける。
やらしいにおいに汗と精液に濡れた細い身体を下から突き上げ揺らし続け、遥登は自分の上で理性を手離していた。
とろとろに溶けた遥登は殊更可愛い。
精液を塗り付けられているのに頬を撫でられていると勘違いしているのか嬉しそうだ。
「きもちッ、…ァ、あ…きも、ひ、ぃぃ…ま、さね、さん…」
遥登は今にも泣き出しそうな顔で気持ちいと快楽に酔い、しがみつく。
理性の強い優等生をこんなにしてるんだと優越感。
身体の力の抜き方を覚えた恋人の奥深く迄入り込んでいて、締め付けられる根本の快感に幾度目の射精準備に入る。
それでもまだ貪欲に求め、膝裏を掬うとより体内深くを抉った。
「あ、ぅ、…ア…」
「今度はなにぶっかけた。
あったけぇな。」
「ァ…ぁ…ァ…」
しょろしょろと腹を濡らすそれに目を細める。
「俺も、また出る、」
「あ…く、ださ…っ」
吐精の気持ち良さに腰が震えた。
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