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第837話
イき続け全身が重い。
なのに、身体は動く。
はぁはぁと新鮮な空気を貪りながらもソコに顔を埋める。
散々嬲られた後孔はだらしなく口を開け精液を垂らしているだろう。
濃い恋人のにおい。
雄のにおい。
「淫乱、何してんだ」
「舐め、たい…舐めさせてください、お願いします」
「へぇ」
今さっき迄自分の体内に入っていたソレは、ローションと精液に汚れている。
生唾をのみ込むとそろそろと舌を伸ばした。
「いただき、ます」
「…っ」
一瞬息を詰めた長岡の陰茎はさっき迄ビキビキに勃起していてあんなに固かったのに、精液を吐き出し半分萎えた今はふにふにしている。
それでも身長に見合ったサイズは可愛いとは言えない。
血管を辿る様に舐め上げ先に吸い付く。
「そんなやらしい舐め方、何処で勉強したんだ」
「まはむえはん」
「は、銜えたまましゃべんなよ。
えっち。」
振動が伝わり長岡は色っぽい声を出した。
三条はそれに気を良くして更に裏筋を舐め上げ、先をちゅーちゅー吸う。
色んな液体に塗れた竿も玉も舐めていると前髪を後ろに撫で付けられた。
上目に恋人を見上げればいやらしい笑顔で此方を見ている。
ぶるりと身体が震え後孔がまた精液が欲しいと強請る。
「もっと…、犯して、ください」
「全部やるから、遥登の全部もくれよ」
そんなの、なんだってもらってください
全部、正宗さんに貰われたい
返事の代わりに首に腕を巻き付けて、頬に唇をくっ付けると長岡は満足げに笑った。
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