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第864話

長岡は器用に鈴口を親指を擦ると三条の陰茎を擦っていた手が止まる。 「ぅぁ…っ」 「あぁ、悪い。 ココ弱いもんな。」 右口角を上げた長岡は艶笑みを浮かべ三条の陰茎を更に扱く。 優しくかと思えば強く、くにくにと弄ったかと思えばまた扱かれる。 無垢そうな顔をした三条も性欲盛んな高校生。 勃起した陰茎は血管が浮き快感に先走りが滲んでいた。 ソレを辿る様に下へ指先でなぞると玉を今度は玉を転がされ翻弄される。 「ァ…んんッ」 「パンパンじゃねぇか。 痛ぇだろ。」 「ん…ん…、」 痛いけど、痛いより吐き出したい。 射精したい。 三条の目は水分量を多くし、息も上がってきた。 それなのに、突然その刺激は緩くなった。 なんで…と視線を上げると長岡は汚れていない方の手でするりと頬を撫でる。 「遥登、自分のにして欲しい事を俺のにしてみ? 同じ様にしてやるから。」  つまりそれは、自分の感じる所を教えるって事になる。 いくら、何度も身体を重ねどこが感じるか手に取る様に解るであろう相手でも、羞恥心がある。 なのに長岡は催促する様に雁首を指で作った輪でグリグリと刺激してきた。 ほら、早く、と言わんばかりに。

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