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第882話
背中を撫でていた長岡の手が尻臀を触りはじめた。
身を剥がそうとするが、肩を抱く手は力を強くする。
「ん?
どうした。」
「なんでけつを触って…」
「肉付き悪いなぁって思って。」
確かに尻臀を触ってはいるが考え過ぎだろうか。
肉付きの悪い尻肉を揉み肉付きを確認していると言われれば、自分の自意識過剰さに恥ずかしくなる。
だけど…
「まっ、そこは…っ」
「そこ?
そこって、ココ?」
ココ、と後孔の上をつつく長岡にそれは違うと確信する。
「遥登、ココ?」
「そこは、駄目…です」
「んー?
なんで?」
「………したく、なる、から」
「遥登とセックスしてぇな」
「……」
三条だってしたくない訳ではない。
少しだけなら、と、口にしようとして顔を上げるとサディスティックな顔がすぐそこにある。
「可愛い教え子の成長を身をもって体験しねぇとな。
落第点なら、しっかり教え直さねぇと。」
「…っ」
三条の喉がひくりっと鳴った。
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