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第891話
ローションを纏った指で後孔を撫でるとまるで食べたいとでも言うかの様にヒクッと口を開けた。
男の欲を受け入れ縦に割れた小さな排泄器。
不潔の場所だが、愛しくならないはずがない。
「早くココに入りてぇ」
「…も、ください…。
俺も、ほしー…です」
自分でM字になる様に拓かせたまま服従のポーズで強請る恋人に、長岡の陰茎はより血管を浮き立たせだらしなく先走りを滲ませている。
みっともなく求めるそんな姿はこの年下の愛しい恋人にしか晒せない。
「ん、入るから息詰めんなよ。
俺の事受け入れて…、遥登」
「ん…ん…、…っ」
「はぁ、狭くて、やべぇ…は、…全部入った…、きもちいな」
こくこく頷く遥登の頬を両手で掴むととろとろの目が一層とろけた。
愛おしい目。
愛おしい体温。
愛おしい、遥登。
「今日は素直でかわい。
酷くしそう…」
「酷いのも、好き…正宗さんなら好き…すごい好き、」
「そんな誘い方教えた覚えねぇけど?
優等生も困りもんだな。」
三条の手を離させ、膝裏を掬いぐちぐちと陰茎を体内に擦り付ける。
うねる体内が気持ち良い。
腰が止まらない。
「は、…きもち…きもちッ…はぁ…、あつい…」
「逆上せんなら俺にしろよ。
俺だけ。
俺だけだ。」
「ん、正宗さんだけ、」
9も年下の恋人に甘やかされ、受け入れられ、みっともなくすがる。
この子は俺のすべてだ。
首に腕を回させ細い腰を掴むと貪る様に身体を重ねる。
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