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第903話

「あい、してます。 まさむね、んんっ…動かないでっ、アッ」 「俺の方が、愛してるっ。 はっ、きっつ…」 「はら、おさなっ、ィ…ぃ…」 「わりぃ。 でも、好きだろ。 俺のここにあんの、わかる?」 下腹部を押すと本当に自分のモノに触れそうな程、肉が足りない。 あんな腹一杯に食った物はどこに消えたのか不思議な程ペタンとしている。 こくこく頷きながアツい息を吐くその口を自分ので塞いだ。 息が出来ないと抵抗する手を、恋人繋ぎにして絡めとるとシーツに押し付ける。 限界が近い三条は顔を背け一気に入ってきた空気に咳き込んだ。 長岡はその隙に、顔を背けがら空きの首筋に歯を突き立てマーキングを施す。 首筋、肩、腕と噛み付き、痛みに締まる後孔を嬲る。 「…ィッ……ぐ…っ…」 それこそ噛み千切ってしまいたい。 遥登を体内に入れ、自分の血肉になれば良いとさえ思う。 歪んだ思考を悟られたくないと、ガリガリの身体にまた噛み付いた。 「はぁっ、ぁ"…」 何度も噛み付き、キスマークを付け独占欲に身体を埋めていく。 日焼けしにくい白い皮膚が赤く染まっていくのにすら興奮する。 「乳首も勃ってる。 噛んで良い?」 「かんで、ください」 ガリッと犬歯を立てると殺しきれない呻きを洩らし腰を跳ねさせた。

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