自室で勉強をしていたが、ふと集中力が切れた。 脇に置いた腕時計を見るともう深夜。 もうこんな時間か 少し休憩 …正宗さんのお陰で俺の風邪は治ったけど、大丈夫なのかな トイレでのキスのお陰かすっかり元気になった三条は、机に頬をくっつけ考える。 授業中のくしゃみも自分の風邪が原因だろう。 長岡だって忙しい時期なのに。 う"ーんと三条の顔が渋くなる。 長岡の事だからまだ起きてはいるだろうが連絡をするのは非常識な時間だ。 画面を眺めながらうんうんと唸る。 何度スリープになった画面を起こしたか、暫くの間真っ黒な画面を見詰めていた。 ピコンッ …っ！！ 『勉強も大切だけど、休憩も大切だからな。 しっかり休めよ。 あと、今日は寒いから腹出して寝んな。 また風邪ひくぞ。』 ぶんぶんと尻尾を振り、周りに花を咲かせる三条はそのメッセージを何度も租借する。