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第936話
服を捲られ、胸から腹部にマーキングを施される。
噛み痕もキスマークも付けられる度にどこか満ちていく。
嬉しい
好き
しあわせ
色んな気持ちが合わさって身を包んでいく。
「ぃ…、っ…ぅ」
「沢山ついた。」
綺麗に笑う長岡はまた腹にきつくマーキングを施した。
臍を舐められひくっと陰茎が下着の中で頭を擡げはじめる。
それを知ってか知らずか、長岡はウエストゴムギリギリにも痕を着けてきた。
バレたら恥ずかしい。
だけど、触られてしあわせだと、気持ち良いと知って欲しい。
「ん…っ」
「やらしい声。
感じた?」
図星を突かれ三条は視線を泳がせながらも小さな声で告白した。
「…、かんじ、ました」
「テスト期間我慢でもしてたのかよ。」
「正宗さんに触られるの久し振りだから…嬉しくて…」
顔を真っ赤にしてその顔を腕で覆い隠し、それでも口を開く三条。
長岡はふと空気を緩めた。
「そうだな。
俺も、遥登に触んの久し振りですっげぇ嬉しい。」
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