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第938話

キスを交わしていると身体を撫でていた手の動きが変わった。 三条は呼吸の為に口を少し離してくれた隙にながの肩を押す。 「ぁ…っ、待ってください…っ」 「んー? 乳首、嫌いじゃねぇだろ。」 「そ、その質問の仕方は狡いです…」 三条が尻を着けず浮かしてるのを良い事に、長岡は目の前の乳首を指先で嬲る。 ゆっくりと乳輪をなぞり、勃ち上がってきた乳首を摘まんだり押し潰したりと刺激を与え、その刺激に絶える顔をまじまじと見ていた。 「見ないでください…。 変な、顔してるから、」 「俺に感じてくれてる顔が変なんて事ねぇだろ。」 甘い言葉にくらくらする。 大きな手が胸の真ん中に触れた。 「心臓すげぇドキドキしてんだな」 「緊張、しますよ。 昼だし、その…久し振りですし、」 「昼って…。 そんなん関係なくしてんだろ。 学校でも、部屋でも。」 長岡に押し倒される形でベットに背中を付けると、視界には長岡と天井が少ししか映らなくなる。 どうせなら、正宗さんしか見えなくなれば良いのに なんて、俺も毒されてるんだな

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